中国の水を兵器化するアジア戦略(1)~水資源の国有化~
水資源の国有化
中国は中央アジアを大きく領土としている。
中国の周りにはインドやネパールといった南中央アジアの諸国、
ミャンマーやタイやカンボジアといった東南アジアの諸国が隣接しています。
それらの国々は、
ヒマラヤ山脈やチベット高原から流れる河川によって
水資源が確保されています。
ブータンなどでは電力の80パーセント近くが水力発電によって賄われているくらいに
ヒマラヤの水資源はアジアの人々の生命線になっています。
皆さんはご存じでしょうか?
その水の源泉となるチベット平原は中国の領土であることを。
つまり、
周辺諸国にはチベット平原から多くの河川が流れておりますが
必ず、中国の領土を経由して流れているのです。
これがどのようなことを引き起こしているのでしょうか?
(次回に続く)