チベットと新疆ウイグルの支配構造
水資源シリーズの番外編であります。
チベット民族の中共支配に関して文中で述べましたが、
これには長期的な支配戦略があり、この政策は
少数民族政策として至る所で実施されているといえます。
チベットの中共支配の歴史
FASE1 1950~1960年代 軍事的占領
→現地人を服従させ収容所に入れる。
FASE2 1970~1980年代 軍用道路の拡張
→漢民族の移住と現地人を結婚させる
2008年 陳全国が2008年の北京オリンピック時のデモを弾圧
→強制収容そして愛国教育
2020年夏 カイラス山の近くの神聖なマーナサローワル湖に軍事施設を
建設する。(軍事インフラの拡大)
→仏教徒とヒンドゥー教徒を侮辱する行為
これから見てもわかるように軍事的に制圧することでその土地の文化を根絶やしにし、
愛国教育(赤化教育)を行うという構図である。
FASE2は今もなお新疆では行われていることであり、チベット民族の支配構図は新疆でも同じように展開されている。
実際、愛国教育は香港でも展開されており、中共を揶揄する番組が淘汰されたり、
学校教科書から天安門事件、チベットや新疆の説明が消えるなど、第2のチベットかが
着実に進んでいる。
これらの記事は以下のマウラ・モイナハンさんのインタビューを要約したもので
所々、私の意見を加筆したものです。興味のある方はご覧になられてください。
チベット活動家 マウラ・モイナハン氏インタビュー アジアの水を武器化する中共 三峡ダムに絡むチベット問題とは