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これからの時代を生き抜くためにいかにしていくべきか、時局や歴史や法則様々な観点から独自の調査をもとに洞察を深めながら記していきます。皆様の感性に良い刺激となれば光栄です。

中国の水を兵器化するアジア戦略(3)~水の兵器化戦略~

中国の工業化は、チベットの生態系に大きな打撃を与え続けている。
なぜ、ここまで破壊し続けるのか。
それを考えてみよう。


三峡ダム問題


一番わかりやすいのはこの問題であろう。
三峡ダムは長江の上流に建設された中国最大級の巨大ダムである。


1994年から1995年にかけて着工されている。
このダムは中国の企業だけかと思いきやそうではない。
世界銀行と原子力発電の大手であるゼネラル・エレクトリック社が出資している。
それに加え欧米企業も出資しているのである。


このダムの発起は
江沢民派によるものであり、最たるところは
上海ギャングのプロジェクトなのである。
その内幕は、中共2大派閥、黒手党と白手党の権力抗争によるものである。
李鵬一族も加担したといわれている。


工業化の内幕はビジネス的要因もあるが、
最たるところは権力抗争のカードとして拍車がかかったともいえるのである。
そして、汚職とリベートが横行しエスカレートする結果を招いたのである。


このダムの建設にあたり、
チベットで行われてきた縮図がみえてくるのである。


まず、この建設場所自体がユネスコ指定遺産地にも建設を加えたという事実。
また、中国人400万人とチベット人数百万人を強制移住させたということである。
建設が決まればお構いなしやりたい放題である。


また、ダム自体の問題として、
粗雑な建築構造で、いまでは決壊してもおかしくないとさえ言われている。
また、水深が200メーター近くあるため
チルト(堆積物)の問題も深刻である。


さらに、中共は下流民に警告せず
ダムの全ゲートを解放した経緯もある。
どれだけの人命が落ちたことかは言わずもがなである。


このようなダムが大小含めて、
国内で万という規模で建設され続けている


これが、中国のダムプロジェクトである。


次回は中国のダムプロジェクトが何を引き起こしていったのか
考えてみる


(次に続く)

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